2025年7月
コット
旭亭の深いひさしの日陰にコットを置く。冷たい水の入ったボトルと新書本を持って寝転ぶ。 海風が渡っていく。
庭木の緑に囲まれて横たわる悦楽の極み。
熱波
住込み庭師生活
7月9日以来、今月はほぼ住込み庭師生活。
降雨がなく熱波続きで、散水のために旭亭に住んでいます。
北海道もところによって最高気温40度らしい。
スズメもいなくなる?
「スズメなど7種の鳥が「絶滅危惧種」並みに減少 気温上昇など影響か」
出典:朝日新聞2025年7月27日
旭亭でも庭木が弱ってきている。朝夕、散水しているにもかかわらず、アジサイやユウウノヒゲなどが枯れかかってきている。日々手入れしていて如実に差し迫ってきている危機。
地下に潜る
かつて訪れたシンガポールでは、熱波を避けるため、人々は昼間は空調の利いた地下で生活していた。
各ビルの地下は通路でつながり、多層のショッピングモールになっていた。そして夜になると人々は地上に現れる。
わが国もこうなるのかもしれない。
早坂さん島原へ
講師として招聘していただくなどお世話になった早坂さんご夫婦が島原へ。喜んでご案内。
われん川
出典:広報しまばら
われん川 は、 水無川の湧水から有明海に注ぐ河川です。ここからの眺めが雲仙岳を望むにはベストポイント。
雲仙岳噴火災害前この湧水は洗い場等として地域住民に親しまれていました。災害後、住民の熱意により湧水が復活。復興事業よって架けられたアーチ橋の向こうに溶岩ドームが乗った雲仙岳が見えます。
この橋の袂のレストランで昼食。
湧水庭園 四明荘
水都島原を象徴する四明荘。
澄み渡った湧水が満ち鯉の泳ぐ池に張り出した縁側に腰掛けると、猛暑にエアコンなしでも過ごせる涼やかさです。
猛暑只中の午後2時台。武家屋敷はエアコンの利いた車内から見学。
海に一番近い駅
大三東駅。ホームには風になびく幸せの黄色いハンカチ。私たちが訪ねている時に島原鉄道の列車がやってきました。
皿うどん太麺
奥さんにおいしい思い出として焼きついていると聞いた皿うどん太麺。
島原人にとって客人をもてなす際のデフォルトの品です。
おいしくお召し上がり頂きました。
朝食。男住まいなんでサンドイッチとポタージュスープ、コーヒー。
Glitter of Stars
私が作曲した 『Glitter of Stars』 を気に入っていただいて某施設でかけて下さるみたい。お役に立てて幸いです。
データを送るとついでにテザリングが早坂機も完了。よかったよかった。
早朝ドライブ
陽が昇る前からスタート。 オープンドライブには早朝が一番。
有明海
朝4時半起床。窓を開けると染め上げたような有明海の空。ジルと一緒に海岸に出ていくと、濃い色彩は薄まって写真のような光景。
大音響が苦手
最近、改めて自覚したのですが、大音響が苦手。
今、庭でセミが鳴き始めたので、水をかけて追い払ってきました。
ジルが車に乗ってて家が近づくと吠えるんですが、これも苦手。
花火大会も苦手。
大声芸人 おいでやす小田も苦手。
ポンコツ運転
ふるさと島原は心安らぎます。
でもこの街にいらっしゃる時は、注意が1つあります。
広くとられた駐車場での住民の運転が、恐ろしいほどポンコツということ。これは高齢者が多いので、充分に見てないバックとかの運転が多いんですよね。
徐行いただければとても良い。買い物などは長崎市より楽にできます。
FM島原はなんでサルサ
FM島原はなんでサルサとかラテン音楽かかけてるんだろね。島原に合わない合わない激合わない。
FM島原はかつてのように素朴なテイストがグッとくるんですけどね。
翌日の有明海
行ってきましたよ。4時40分、昨日と同じ場所。
色彩が濃いでしょう?
ロードスター備品
ロードスター愛用者の中には、なんでそんなもの購入するって物を自慢げにアップしてる人がいます。いらんやろ、そんなの。子供じゃあるまいしと。そこで必需品と思えるものをアップ。
洗車
SHSCLY マイクロファイバー 洗車 超吸水クロス
初期に購入していなかったことを後悔するほど、水分をすばやく吸収。軽く滑らせるだけで抵抗なく一気に拭き上げます。黄砂の多い地域では特に必需品。人の手で絞れませんので、洗濯機の脱水で水は落とします。ホントおすすめです。
超吸水クロスと同時に購入。
ソフト99 スムースエッグ コーティング ハイドロフラッシュ
盟友thomさんのオススメ。確かに塗りやすく満足しています。詰め替えパックも激安で販売されてます。
オーディオ関係
Philips 車載スマホホルダー DLK2301B
スタイリッシュでマグネットは強力。でもCarPlayを活用し始めてからいらないな。
上記ホルダーにくっ付けるために購入。丸い部分の磁気が強くって、可動接続部分から使用後半年で外れたので、接着剤で可動なしで使用中。
StarTech.com USB-Cケーブル コイル型 RUSB2CLT1MBC
コイル型ですので散らかりません。車内のゴチャゴチャが嫌いな人必需品。
その他
セイワ ゴミ箱 W841
助手席足元につけています。充分な容量。重宝してます。
チケット挟みにサンバイザーに付けています。マグネット式なんですが、バネ式のほうがよかったかな? マグネットはバネみたいに自分では戻りません。
ゴヤからピカソ、そして長崎へ 芸術家が見た戦争のすがた
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会期 7月19日(土)~9月7日(日)
開館時間 10:00~20:00
休館日 7月28日、8月25日
1,500円
本日から始まり、観てきました。やるじゃないか。
美術愛好者の間ではこれまで、長崎県美術館が長崎だというのに平和に関わる取組が貧弱で守銭奴的であると評判が立っていました。今回はその評判を覆すような企画です。
ゴヤ『巨人』の思い出
タイトルに使われているゴヤの作品(と言われている)『巨人』には少なからぬ思い出があります。
中学校1年生の時にそれまで溜めた子ども貯金でビクターのステレオセットを購入しました。その時、このセットについてきた視聴用レコードにマーラー『交響曲第一番(巨人)』 第4楽章が納められていて、そのジャケットにこのゴヤの作品が使われていました。腐るほど聴きました。強烈な思い出。
今回その原画に接することができて感慨深かし。
いろどり野菜長崎角煮ごはん
1,200円。美術館のカフェでいただいてきました。
「ふっくら炊き上げた長崎県産米に長崎名物の角煮、野菜のラペとサラダをのせた長崎のこだわり食材を楽しめる贅沢なごはんです」との解説。おいしかったですよ。
早朝ドライブ
こんな光景を楽しめるから、早朝ドライブはやめられません。
お気に入りの音楽を聴きながら一時間。
刻々と夜が明けていきます。
爆走に興味なし。エレガントな走りでオープンドライブを楽しむのが当方の流儀。
涼しい
降雨以来涼しい日々が続いています。旭亭に吹き込んでくる風が心地よい。
起床したら最初に家全体の窓を開け放ちます。
住込み庭師作業は早朝と夕刻に行っています。熱中症には十分に注意。
だいたい朝は4時代に起床。必要に応じ超早朝買い物。
ブルーベリーが実っていました。実ってと書くと、たわわに実ってる状況がイメージされますが、さにあらず。少しだけ。ちぎって口に入れる。うまい。
笹をブロックする
外周を彩る笹が庭園の内側に侵入してきました。ぼちぼち侵入が見られ、表層の葉などを除去し対応してきていたんですが、今年は違う。勢いがあります。
よし、本格的にブロックするか。
笹の地下茎は深さ40cm付近まで伸びているため、地中を掘り起こすと写真のようにコンクリートで底面がブロックされていました。
外周と内庭園の境まで地下茎を取り除きました。
なお写真に写る金具は、数年前に地下茎の侵入を防ごうと打ち込んだもの。こうしてみると全く深さが足りてませんね。
境の内側をコンクリートブロックで塞ぎ、外側をプラスティックで塞ぎ、この間にセメントを注ぎます。
セメントは100均のものを買ってきましたが不足。ナフコで4キロのセメント538円を買い足し。最初からナフコの方がよかったね。なにせセメント作業は初心者なもので(苦笑)。
ということで、ハイ完成。この後、土壌を埋め戻します。
たったこれだけの作業と思われるかもしれませんが、なにせ初めてトライする分野の作業。疲れました。庭の美しさをキープするのは大変です。
雨
久々のたっぷりとした降雨。樹々が喜んでいるのを感じます。
「雨に散水はかないません」とかつて聞いた庭師さんの言葉。
実際、散水した後に土壌にスコップを入れると、ほんの表面にしか水が染み込んでないのが分かります。
軒先に座ってコーヒーを飲みつつ、庭を眺める。至福の時間。
雨で植物たちの彩度が上がりうつくしい。
こちらは和室から眺めた庭。昨日剪定したあがりがそこそこ気に入って心地いい。
田舎の時間は和みます。
剪定
朝涼しいうちに剪定。
せかされるような感じじゃなくって、楽しみながらカッティング。樹種によっては驚くほど伸びてますので、切り甲斐があります。
庭の中央を飾るエゴノキ。伸びやかさに惚れ惚れするステキな樹。枝葉を落として幹を見せました。イイ感じです。
剪定ってデザイン。こんなにおもしろいことを、他の人に任せるなんてもったいない。
一匹のアゲハ蝶が盛んに飛んでます。この蝶は故人の魂を運ぶ象徴だと聞いたことがあります。庭が好きだった母が喜んでくれているのかもしれません。
そこそこ剪定したら、手を止めて朝の部終了。
汗だくになりますので水を飲んで、一回目のシャワーを浴び、一回目の洗濯。スッキリ。
雑草取り
昔からそうですが、一番おもしろくないことをするときは、最善のグッズを揃えて取り掛かるようにしています。
取り揃えましたるは、手前から剪定ばさみ。雑草取りをしつつ気になった枝ぶりの樹を透かし剪定します。
その奥が、麦茶を詰めたサーモスの小型水筒。これがなくなったら一回休みね。
その左奥がボーズのスピーカー。お気に入りの曲をスマホからプレイ。
一番奥が草とりとちりとり。
さらに首掛けファン。これは娘からプレゼントしてもらったもの。確かに作業が快適に進みます。
これに長袖の上着と、長めの靴下を着用して、虫ガード。
デトックス生活
昼食は炭水化物をとってますが、一日の主食はサラダ。サラダディズ。
そして雑草取り。
夜9時に就寝、4時50分起床の爆睡というデトックス生活。お酒をやめましたので、夜はさっさと寝る。健康的です。
朝、目覚めると、こんな光景が広がっていました。
透かし剪定
旭亭のコデマリ。花咲く頃は上品なんですがね。
剪定前。
写真左がコデマリ。ぼっさぼさで粗野なバカっぽさ満載です。
剪定後。
透かし剪定をすると、このとおり知的な木になります。
木は枝という腺を見せることでグッとお洒落になります。そのために、
- 根元近くから新しく伸びた枝をカット。
- 内向きに伸びた枝葉をカット。
- 下向きに伸びた枝葉をカット。
実際、枝葉が生い茂っていると、空気が停滞し病気にかかりやすくなります。
住込み庭師生活
ピーカン照りで雨が何日も降らないので、心配になって島原 旭亭にやってきました。しばらくは泊まり込んで散水や草むしりに励みます。
やっぱり庭木がダメージを受けてました。旭亭のプチDIY
トイレのドアにプレートを付けました。
結婚記念日
7月7日は私たちの結婚記念日。
「令和7年7月7日の777の日。今日は入籍するカップルさんが多いでしょうね」と家人。
ささやかに食事に出かけました。
お店の窓から見えた大村湾の島々に思い出が蘇る。
左に見える二島つながった島は、クリスティーナと大村から湾を横断して渡った思い出の島。彼女はここで真珠をプレゼントしていただきました。
右奥は花火大会の際に打ち上げ地となる臼島。大村公園からカヤックで漕ぎ出してすぐに着く無人島。俵山さんとキャンプをしに渡りました。夜になると頭上に長崎空港の離発着機のライトがきらめきます。
『人間はどこまで家畜か』
実に鋭く興味深い指摘に満ちた名著でした。以下、抜粋。
- 最近の進化生物学のトピックスに「自己家畜化」というものがあります。これは、生物が進化の過程でより群れやすく・より協力しやすく・より人懐こくなるような性質に変わっていくことを指します。たとえば人間の居住地の近くで暮らしていたオオカミやヤマネコのうち、人間を怖れず一緒に暮らし、そうして生き残った子孫がイヌやネコへと進化したのは自己家畜化のわかりやすい例です。人為的に家畜にするのでなくみずから家畜的に変わったので「自己家畜化」、というわけです。
そして進化生物学は、私たち人間自身に起こった自己家畜化も論じています。考古学、生物学、心理学などから多角的に検討すると、この自己家畜化が私たちの先祖にも起こってきたというのです。進化生物学の研究者たちが述べるように、自己家畜化は人間が文明社会を築くうえで非常に重要だったはずです。というのも、高密度な集団をつくっていられること・そのなかで共通のルールを守って暮らせること・攻撃性や不安を抑えていられることは動物として凄い性質で、この性質がなければ交易や都市文明などは成立しようがなかっただろうからです。
- その文明社会が人間にもっと多くのルールを守らせ、もっと攻撃性や不安を抑えさせ、いわば「より家畜人たれ」と求め続けると、その求めについていけずに不適応を起こす人が増えるのではないでしょうか。
- スティーブン・ピンカー『暴力の人類史』を見てみましょう。膨大なデータを比較した彼の研究によれば、狩猟採集社会は殺人や暴力による死の割合が国家成立以後の社会より著しく高く、近代国家はもちろん、古代メキシコ社会や近世ヨーロッパ社会とも比較にならないほどだったとされています。
- アナール学派の大著である『男らしさの歴史』は、かつての男子の通過儀礼には、卑猥な冗談、春歌、痛飲、喧嘩、決闘などがあったと記します。
- 現代人は社会契約や資本主義や個人主義といった思想どおりに生き、それらのおかげで豊かになりました。ですが見ようによってはそれらの思想に飼い馴らされ、はみ出さないよう馴致され、そうでない生の可能性を剥奪する社会が到来したとも、生殖も含めた動物としての行動形質を思想が上書きしてしまう社会が到来したとも言えます。
詳細は筆者が出演している次の動画をご覧になり、興味を持たれたらお読みいただくとよいでしょう。
湯布院アート旅
霧島アートの森を訪れた後、「九州 アート旅行」で検索すると出てきたのが、山荘無量塔Tan’s Bar。
「おっ! 次はここだな」
家人の誕生日と結婚記念日の旅にこちらを設定。
山荘無量塔
美意識がぎっしりと詰め込まれたエルドラド。一帯の山に美のための施設と宿が点在しています。初めて訪れた者はスケールの広さと深さに戸惑い、彷徨い、故人であるオーナー藤林晃司氏の人となりに思いを馳せることになります。
亡き母たちも宿泊したといいますが、分かったのかなあ(笑)。
Tan’s Bar
無量塔の象徴的ラウンジで、九州一のカフェといっていいでしょう。一般のビジターも利用できます。
Tan’s Bar
[営業時間]13時~17時 L.O 16時半 [一般]土、日、祝日以外
わしゃわしゃした有象無象の足を自ずと遠のかせる佇まい。こちらには一般的観光客の訪れは少ないようで、最初は貸し切り状態で楽しめました。
友人のアーティスト吉田隆さんも、この場に身を浸すためしばしば訪れると話していたことが理解できます。
劇場用スピーカーの音に包まれて、身体の力を抜きリラックスしてソフィスティケイトされたひと時を過ごす。
メニューはPロール650円、コーヒー700円等とこの場にしては良心的設定。
バーもありますが、こちらは宿泊者用のものです。
音の美術館 アルテジオ
音楽を中心とした現代アートを楽しめる空間です。
音の美術館 アルテジオ
[営業時間]10時~16時半 [定休日]水曜日 入館料 大人600円
貸し切りで楽しめました。贅沢の極み。
ウォホールのベートーベン。
ブールデルのべートーベン。
ペンション豊の国
若き日、金鱗湖に佇むこのペンションは私の脳裏に焼き付いていました。
食事
まずシチュエーションに驚きました。金鱗湖に浮いたような設定です。
そして食べたことのない料理のオンパレード。時に鳥肌が立つほどに美味しい。ペンションというよりオーベルジュです。
窓の外の金鱗湖は徐々に暮れていき、コースが終わる頃には水面の波紋が濃くなり湖岸の樹々のシルエットが残りました。
2時間ぐらい経ってたと思います。
こちらは朝食です。
施設
部屋から望む金鱗湖。
部屋は楚々としたものです。
かけ流しのお風呂。露天風呂もありました。
周辺
早朝散歩にでかけました。
「金鱗湖」のネーミングは、明治17年、儒学者の毛利空桑が、湖の魚の鱗が夕日に輝くのを見て名付けたと伝えられています。素晴らしいセンス。
写真は下ん湯。俵山さんとキャンピングカーでこの周辺は幾度も巡りました。下ん湯に入浴すると、観光客がワシャワシャと覗きに来て閉口した記憶があります。
COMICO ART MUSEUM
周辺はインバウンドも含め観光客でゴッタがえす観光地城下町とも呼ぶべき状況になってました。
COMICO ART MUSEUM
設計は隈研吾。作品は草間彌生、宮島達男、杉本博司、村上隆、奈良美智、名和晃平、森万里子。
事前予約制(9:40) 入館料¥1,700。9:30 – 17:00(最終入場 16:00) 休館日 隔週水曜日
専用駐車場なし。
隈研吾氏も木材老朽化バッシングが応えたようで、建物外壁には焼杉を採用。
この美術館には土棟、竹棟という一棟貸しの宿泊施設があります。
ロードスター
この車では初めてのロングドライブ。高速道路を走りました。
夏場、幌車の乗員は蒸し焼きとささやくサイトがあるようですが、そのようなことは一切なし。キッパリ。爽快。
この車はゆったり走ることを望む人用の車ではなく、よくできたゴーカートのような走りを楽しむ車。道路走行感があり高速も吸い付くように走ってくれドライブが楽しいですよ。
キレやすい老人
自身への戒めも込めて以下記します。
悲しいことですが、私の周りにキレる高齢者がボツボツ現れてきています。
「あれ? この人こんなに発火点が低かったかな?」と。
キレる老人が増えている
2018年、10年前と比べ傷害により検挙された65~69歳の高齢者は約4.7倍の増か、70歳以上の高齢者は約10.8倍の増加らしい。高齢社会で人数自体が増加したことにもよると思うんですけど。
前頭葉の機能低下
原因は各種あるようですが、一番多く挙げられているのが前頭葉の機能低下。高齢になると脳の前頭葉が収縮してしまい、判断力や感情の抑制力が低下していくらしい。
酒もトラブルのもと
また高齢になるとアルコールの分解機能も低下。若い時よりも体の水分量が減ることから、血中アルコール濃度が上昇しやすく、酔いやすくなる。また退職などを機に、孤独感を感じて今までより量が増えたりと。
私の友人にもこの傾向が見られる人がいますし、私自身酒が弱くなったことに気づかず、失敗をしでかしたことがあります。
ということで酒やめました
この前、某番組で「お酒っておいしいんですか?」と若いタレントの問いに、ベテラン勢が「いや、そう言われると最初に一杯だけでいいよな」とかシドロモドロだったのを見たり、ヘビードリンカーの芸人が番組企画で酒断ちをして「自由に使える時間が増えたし、お金も余裕ができました」と。
ということで、このクソ暑い夏もあって、私、酒やめました。体調が悪かったのでやめたんですが、それから20日以上経っています。
どれだけ続くかな? 若い頃無茶苦茶やってたミック・ジャガーもすでにお酒を断ってます。もちろんタバコもドラッグも。
正常に脳が働く健康的な生活が一番。いつでも車が運転できるしね。
しんのじさんのコメント
脱抑制
アルコール摂取により脳の高次機能によるブレーキが緩んでしまう現象は「脱抑制」と呼ばれ、過剰な高揚、独善的あるいは好戦的姿勢、性的逸脱などの有害事象の誘因となります。
一方、食欲増進、リラクゼーションやストレス発散の作用があるのも事実ですね。僕なんかは、本当にほとんど飲めないのにアルコールが入ると脳の普段活性化されない部分が働きだす実感があり、出ないようなアイディアが生まれたり、普段は結びつけて考えないAという事象とBという事象を結びつけてみようとひらめいたりするのは大変興味深く感じています。これも言ってみれば脱抑制がきっかけとなって起きる現象なのでしょう。
WHOだったか記憶が定かではありませんが、以前は肯定していた適量のアルコール常飲を、医学面から勧めなくなってきています。あくまでも飲むなら時々、という接し方が良いのかもしれません。
まつをのコメント
ヤーガン族最後の言葉「酒は飲むな」
先般、南米のヤーガン族最後の一人であった女性が、他界しましたが、
https://site-matsuwo.com/archives/2014_11/#2014_11_12
「なにか人類に言い残しておきたいことありませんか?」という問いに、
「酒は飲むな」と。
ヤーガン族の男たちは酒を常飲し働かず、そして一族がむちゃクチャになったというのです。最後の言葉が「酒は飲むな」。重いですね。