2025年6月
島原
剪定
小雨の中、久しぶりに島原 旭亭へ。
庭木が伸びていましたので、しばらく眺めてバランスを見極めた後に剪定。
一昨年冬に植えつけたシマトネリコは樹高40センチだったのに、今では私の背丈を遥かに超えて見上げるほどに。
茂りすぎた葉枝がワシャワシャしてバカっぽいので、カット。剪定は枝を透かして見せるのがスマートです。
旭亭では網戸で開けっぱなしで外の微風を入れ一日中過ごしました。心地よい。
トウモロコシ
島原への道路沿いの無人販売所に、トウモロコシが売ってありました。3本100円。これもまた島原に来る楽しみ。 生のまま食べることができて、おいしいんですよね。
アメリカ 核施設を攻撃
梅干し
家人の梅干し作り。
数年前から私がやる気をなくして梅干し作り放置。替わりに家人が立ってくれました。
梅干し以外にピクルスなども漬け込んだみたい。私にはない発想。
梅干しの酸っぱさの正体は、疲労回復効果があるとされているクエン酸。 クエン酸は疲労の元となる乳酸を体外に排出してくれるらしい。
夏至
今日は夏至。一年で最も昼の時間が長い日です。写真はバルコニーに張ったタープ。
この後は今年……
フィンランド日の出日の入りとライフスタイル
今日、北欧はどんな感じなのか見てみると下記のとおり。
日の出時刻: 03:27:26 AM
日の入時刻: 11:10:22 PM
日長: 19h 42m 56s
出典:日の出日の入り時間検索
20時間近く陽が明るいのか。白夜の国ですもんね。多くの人は森の中、湖畔に位置している小さめの木製のコテージに移動し、自然と共にシンプルな毎日を過ごす。そんなライフスタイルに憧れ、私も模倣したものです。
中島カーテン
わが家では夏に備えた陣営を組みました。長崎の家に中島カーテンを張り巡らし、以後わが家は包囲のアーティスト クリスト作品のようになり、そしてこれで室温はグッと下がります。
作り方
作り方は、ベランダ天井部に黒ロープを張る。遮光性のシルバー遮光網をシルバーのカラビナでロープに止める。以上。毎年の設置日
こうやってみると、今年は早いね。梅雨の中休みとか言ってたけどホントかな?
2025年 6月20日
2024年 7月 3日
2023年 7月18日
2022年 6月29日
2021年 7月13日
2020年 7月18日
2019年 7月22日
2018年 7月14日
2017年 7月 1日
2016年 7月17日
2015年 7月10日
2013年 7月15日
2012年 7月15日
2011年 7月11日 初設置
のれん
家人の部屋の入口に設置している のれんが傷んだので購入。薄く真っ白で光を通し風になびいてくれるやつね。
晴れ
日差しが射し始める前にジルと散歩。満面の笑みのジル。
そう、長く続いた雨で散歩は久しぶりだからね。
前日の長崎夕暮れ物語。
散人会
ノンアルで参加させていただいたのですが、豊富な話題はさすがです。才能の煌めきは変わりなくとも、足腰と酒の強さが目に見えて衰退(*´ω`*)。
『大侵略』石森章太郎
各国保有の「核」を逆爆発させる装置
出典:☆SATOEMA萬画倶楽部☆ 『大侵略』石森章太郎
少年時代に読んで鮮烈に頭に焼き付いた石森章太郎の作品。たぶんこの『大侵略』だったろうと思います。
話の内容は、ある日、タスマニア王国の使者がアメリカ合衆国に対し宣戦布告を表明し、無条件降伏を勧める。各国にある「核」を逆爆発させる装置を開発したという。 相手にしなかったアメリカ政府だったが、使者の予言通りアメリカの原爆が爆発し、以後タスマニアはソビエト、中国にも宣戦布告するというもの。
被爆地長崎県の少年だった私は胸のすく思いがしました。
出典:HUDGE 株式會社ヒュージ
1975年ポーランドで開催されたポスター国際コンクールで、弾丸が逆向きに大砲に飛び込んでくる反戦ポスター。これは福田繁雄の『VOCTORY』という有名な作品ですが、初めて観た時も同じ感慨を受けました。
イスラエル
イスラエルのイラン核施設への攻撃等は常軌を逸しています。散人さんのご意見をお聞かせください。
イスラエルがイランの領内にまで手を伸ばし、時に大使館、時に核施設、時に街道筋の学者までも命を断つ所業、まこと常軌を逸したるものと申さねばなるまい。
さてさて、そもそも隣国にではなく、はるか彼方ペルシアの地にまで飛び火せし攻撃、
これは「戦争の風上にも置けぬ」挙にて、もはや忍びの技に名を借りた陰陽も理もない暗殺・破壊の連鎖。
さらに困るのは、これをして国際の世の大方が
「まぁ…イスラエルにも事情はあるのであろう」
いずれかの国が同じ仕打ちを為せば、すぐさま経済封鎖と空爆の嵐。それを、イスラエルがすればばたと口を閉じる。これぞ滑稽、これぞ不条理。
だが、このような振る舞いを積み重ね、世界の信を失えば、やがては自らが「正義の言葉に背を向ける者」とされ、未来に友を失うことにもなりかねぬ。
今や、イスラエルの行いは、「抑止」ではなく「挑発」、「護り」ではなく「先に殴ることを正義と見做す道」へと、足を踏み出してはおらぬか?
されどその道は、かつてアテネがスパルタと争いて国を傾けたがごとく、やがて戦(いくさ)に勝てど、世界の中で孤立し、心ある者の信用を失う道であるやもしれぬ。
斯様な世の理(ことわり)を忘れし者は、いずれ風に吹かれ、道に迷うものぞ。――と、風狂の拙者は、竹の葉の揺れに学びつつ、静かに酒を傾けておる次第。
『街とその不確かな壁』
私は月曜日生まれです。月曜日の子供は美しい顔を持つらしいです。
何のことかって? 『街とその不確かな壁』 村上春樹著を読むと分かりますよ。
この本、最初は区切りが短くって、こりゃあ風呂に入りながら読むにはいいな、なんて思いながら進めていました。そう、ぼちぼちと。
で2冊目に行く手前から、濁流に押し流されるように読書速度が上がります。
(追記)読了。
ノーベル賞級の作品
この作品は過去の世界的名作が扱うテーマの深さに匹敵するものです。でも、村上氏はノーベル賞は受賞しません。それはエルサレムで行った『常に卵の側に』によるものです。立派です。
続:雨の日
早朝、カーテンを開けて見た光景。クリストのスクリーンにまだ包まれていました。
最近、変わってきた食事の志向。ぜりーね。
雨の日
雨の日。今年の梅雨は、梅雨らしい梅雨ですね。
最近体調がすぐれないこともあって、ジルを散歩に連れ出せていません。
それで朝から寄ってきて、私の膝に前足を掛け何か言いたげ。
わが家は二重窓になってて部屋によっては屋外の音が入って来ず、早朝は一人と一匹の静穏な時間が過ぎていきます。
雨脚は意図を離れ強まるも白く、わが家のまわりがクリストのスクリーンに包まれたようになっていきました。
そんな白い風景に包まれながら、デヴィッド・ボウイ等の写真で知られる鋤田正義のドキュメントを鑑賞しつつ、紅茶を淹れるであります。
ジルandロビン
映画『ジャンク ヘッド』はすでにamazonプライムで観ることができました。ほぼ一人で作成した鬼才 堀貴秀監督の情熱と才能に脱帽。タダのコマ撮りじゃなくって、照明、アングル、音楽、方々に散りばめられたダークな笑い等々、只者じゃぁありません。
岡野雄一さんの作品に初めて触れた時のことを思い出しました。
鑑賞してる間に、「主人公ロビンは、見たことがある顔だなあ」と。
しばらくして「あ、わが家の愛犬ジルに似てる」。
はいはい、笑ってください。親バカもいいとこです。
なお『ジャンク ワールド』は2025年8月頃にamazonプライムで観ることができるようです。
観たいもの
寝込んでいると、いろんなものが頭に流れ込んできて、この二つの催物は観たいな。
久留米市美術館
2025.05.24(土)-2025.08.31(日) 久留米市美術館は予想以上に頑張ってます。拍手。
前作『ジャンク ヘッド』を観たい。続編『ジャンクワールド』はどうなんだろ?
神戸への仕事旅にて憩うの巻
しんのじさんのコメント
thomさん、入れ違ってしまいましたか(笑)、僕は久々に2泊ほど学会出張というヤツで神戸詣でしてきました。東京だと最近は行って早々にソワソワしてしまうのに、神戸だと何となく落ち着くのは同じ港町だからなのかと独り合点しつつ、昼は勉強三昧でしたが、久しぶりに「ある女性」とワイン片手に夜の肉バルを満喫する貴重な時間も得ることが出来ました。
彼女の旦那さんは北海道の積丹半島で活躍中のプロのシーカヤックガイド(もしかしたら以前にここで少し紹介したかも)。アマチュア時代に彼と知り合い、何度か積丹でも漕がせて貰いました。奥様は僕の前職と同じ麻酔科医で、アウトドア好きが高じて積丹でガイドしてもらったのがご縁で一緒になったという、何故か僕と深いご縁のあるご夫妻なのです。
彼女は二刀流で、非常勤の麻酔科医をしながら旦那さんのツアーのサポートもしています(お客様や上陸先の艇の車でのピックアップや、お客様用ランチの下拵えなど)。実はこの春、彼女にはもう一つミッションが増えたそうです。
一粒種のお嬢さん、その名はSちゃん。夜は真っ暗になる田舎のログハウスで育った彼女は、夕方以降はクマが出没するから絶対に一人では出るなという厳しい環境で、若干不自由な思いをしつつも周囲の人々から可愛がられ、スポーツ万能の明るい少女に育ち、将来は海洋系の大学に進んで航海士になることを夢に見て、この春、花の札幌の高校に進学されたそう。お母さんは早くもSちゃんがホームシックに罹るのではと心配し、札幌と積丹との忙しい二拠点生活を始めたそうです。
疲れなど見せず楽しそうに淡々と近況を語る、今や三刀流ママさんとなった彼女の家には、僕の愛用の鍋を一つ置いています。また積丹に行けた日には、北海道の大アサリなど買い込んで美味しいちゃんぽんを作ってあげる予定。その折には手作りローストビーフを持参して!と彼女に所望されたので、是非造って持って行くとしましょう(爆)。
thomさんのコメント
しんのじさん、次回は是非ご一献を。
海運の世界は高齢化に若手不足が拍車をかけて、厳しい状態のようですが、一部とは言え昨今は少しずつ労働環境が整えられてきて徐々にまた夢のある職業に戻りつつあるようです。
航海士を目指す若者の誕生は嬉しいことです、手放しで応援します。
味噌汁
夏風邪を引いた私を見て、家人がつくってくれた味噌汁。
おいしい。五臓六腑に染みわたりました。ありがとう。
ダシはイリコからとって、味噌は彼女の手前味噌です。
マティスTシャツ
ユニクロは定期的にこういうことをやってくれます。早速購入。
夏風邪
我が一族は喉が弱いという共通点を持っています。長年、その対策をストックしてきました。その覚書です。
- 寒いなと思ったら、長袖、長ズボンの部屋着に衣替え。
- ぞくっときたら、すぐショウガをとる。
- 漢方薬「五虎湯」を飲む。
- はちみつゆず湯を飲む。 柚子はちみつ湯
- 食事はうどん。
- 加湿器をつける。
- ぞくぞくっときたら、背中と喉にタオル、口にマスクを付け睡眠。
thomさん
ホワイトナイトthomさん降臨。
実は一か月近く、私の据え置き型パソコンが使えない状態になっていました。
原因は、プリンター接続不調を調整しようと私が普段触らない配線や何やに手をつけたため。
お陰様で回復。合掌。人は宝です。
旅行
『梁塵秘抄』後白河法皇
人生の後期は、これまで仕事に励んできたご褒美として、生きてることの旨味を味わう時期だと思っています。
旅行はそのキーポイントの一つ。最近心がけて旅に出るようにしています。旅って、家庭に諸事情があったり、身体に不具合があるときはなかなか出かけられないものですからね。
下は、最近の主だった旅です。美術館が多いのは、私たち夫婦が美術によって結ばれたため。妻は大学で美学美術史を専攻していました。
旅
- ベネッセアートサイト直島
- 金沢21世紀美術館、相倉合掌造り、桂離宮
- 京都迎賓館、奈良
- 伊勢神宮、京セラ美術館
- 大塚国際美術館
- 石見銀山、足立美術館
- チームラボ in 御船山観光ホテル 佐賀
- 霧島アートの森 鹿児島
- 池島 歩ける廃墟 長崎
- 肥前浜宿 酒飲みには穴場中の穴場 佐賀
- うきは カフェと白壁のまち 福岡
- オーベルジュあかだま 宿泊グルメ 長崎
- タイ旅行
雲仙岳噴火災害と報道
1991年6月3日、午後4時8分、雲仙・普賢岳で大火砕流が発生し43名もの貴重な生命を奪う大惨事となりました。
そのとき私も島原に暮らしており、各所を現地調査して記録をまとめ公に発表しました。
報道は盗電していた
当時、被災地域は住民も避難した立入禁止区域となっていました。ここに取材陣が入り込み、なんと無人となった家屋に立ち入り盗電したのです。これを知った地元消防団は、この区域に立ち入ってパトロールを開始しました。
地元住民の命を奪ったのは報道
そこに大火砕流が押し寄せ、尊い命が犠牲となりました。
その他に、地元民が命を奪われたのは、取材陣に借り上げられ同地区に入るよう指示されたタクシーの運転手でした。
消防団員とタクシー運転手。地元住民の命を奪ったのは報道です。彼らの犯罪行為と横暴が地元民の命を奪いました。
地元報道陣は市民と共にあってくれました
報道のために弁明もしておきます。地元報道陣はハートのある取材をしていました。これは本当に有難かった。採り上げ方が暖かく、地元に有益な情報が多かったのです。また島原新聞は大火砕流翌日に上記横暴に対し怒りを露にして全面で批判。新聞史上に残る記事だと思います。島原市図書館に行けば今でも読めます。
横暴極まりない中央からの報道陣
どうにも許しがたかったのは、中央から来た報道陣の横暴でした。「伊豆大島の噴火はこんなチョロいもんじゃなかった」と屋台で武勇伝を披瀝し、大惨事後に心ある報道人達が開いた追悼の会では、取材クルーに赤いバンダナにガムを噛んだバカどもも見られました。
1年後の6月3日、報道番組ニュースステーションは「あれから1年」といったタイトルで特集を組みましたが、内容は自分たち報道仲間の命が奪われたと報じ、自分たちの悪行が地元住民の命を奪ったことは隠匿し、地元は呆れたものです。盗電。これは犯罪です。
あのころ、ネットはまだその発展の途上で、地元の人間は歯がゆさに唇を噛みました。今日、あの手の横暴さが徐々にですが緩和されていっているのは、ネットによって報道も見られる側になったことも一因になっています。
愛車
この歳になって愛車という言葉がじわじわと身に染みるようになりました。
新しい土地に出会うのも、Spotifyなどを通じて新しい音楽に出会うのも愛車を通じて。
CarPlayを設定
車にCarPlayを設定完了。
写真は専用ナビのようにみえますが、これはスマホのYahoo!カーナビを写したもの。これで目視しやすいドライビングが可能となりました。専用ナビはいりません。
ポンコツなマツダの取扱説明書
ロードスターには取扱説明書をみても分からないボタンがあったりします。
今回のCarPlayも小さなボタンが奥の方にあったのですが、取扱説明書ではこれほど大きな役割がすぐには認識されるようには書かれいません。書かれて「は」いるのですが、よく読めば書かれているという状態。
ほら、パソコン買った時に、同封されてるマニュアル書を頭から読んで使う人っていないでしょ?
たぶん技術者監修の下で書かれてるんでしょう。デザインやってる方は分かるでしょ? それじゃ伝わりにくいって。「ほら、ここに書いてますよ」って言わなきゃいけない取り扱い説明書ってポンコツです。
ですから新しい機能を理解したいときは、Youtubeやディーラーに行って学んでます。
霧島アートの森
「来てよかった」。自然と言葉が漏れました。「九州に現れた楽園の一つって感じしませんか」。出迎えてくれたのは草間弥生のシャングリラの華。
静かです。
入園料320円、エッ。驚く。施設の職員も実直にして好感度が高く、何より土曜日だと言うのに入園者が極めて少ない。贅沢の極み。都心部でこのシチュエーションを求めるのは無理でしょう。
天候にも恵まれました。梅雨の雨の切れ間の2日間でした。
本館に設けられたカフェで食事。明太子クリームパスタとアイスコーヒー。
木漏れ日あふれる森を散策します。鳥が鳴いています。野外彫刻が時折姿を表し、私に語りかけます。なんとも贅沢な時間。私がかつて里山作りを始めた時も、こんな空間を作りたかったのかもしれません。
ダニ・カラヴァンの作品『ベレシート(初めに)』。今回最も心打たれた作品です。
耐候性鋼板のトンネルの中を奥に進んでいくと、最終的に天孫降臨の物語を持つ霧島連山の大パノラマが現れます。手前の草原には草を食む馬の姿が見受けられました。「初めに、神は天地を創造された」。ガラス面下方にはそうテキストが刻まれていました。
今回旅した3人衆。
滞在時間は2時間程度。ゆったりとしたスケジュールで楽しまれることをお勧めします。
八代
今回の旅で私たちの印象ががらりと変わった八代。伝統と革新が上品に調和した素晴らしい街でした。
宿泊は八代市のホテルαー1。ネットで探し当てたのですが、大正解でした。安価で最高の立地。
ホテルの目の前にあった屋台村。微風が心地よい夜を満喫しました。屋台の前に寄った「居酒家 むすび」もいいお店でした。
一夜明けて、同じくホテル近くにあった八代城址の石垣とお堀。周囲は散策路になっていました。
熊本アートポリスの一環であるお祭りでんでん館。平田晃久建築設計事務所。
未来の森ミュージアム。設計:伊東豊雄。現在改修工事のため休館中です。
国指定名勝 松濱軒。